県リーグ参戦当時は宮古ヤングマン、岩手建商、オックス、北上ラガー、黒工ＯＢで、そこに水沢オールブラックスが加わり全6チームとなったと記憶している。

県リーグに参戦し、ある程度戦える手ごたえを掴んだ。

しかし何か足りない…。予想してはいたが、兎に角セットプレーが不安定なのだ。強い相手にはスクラムはめくられボールを奪われる。ラインアウトもしかり。マイボールが相手ボールになってしまうのだからＢＫ陣にとっては大きなストレスになった。

体格差が大きな壁となり目の前に立ちはだかっていた。

しかし転機が訪れる。新ルール改正だ。ラインアウトでジャンパーを持ち上げる事が可能となった。これはチャンス！！とばかり徹底的にリフティングを練習させた。他チームよりいち早く取り組んだおかげでラインアウトの獲得率が一気に上がった。小柄な集団だったが相手ボールまで奪えるようになった。

その効果は大きく、ある程度計算出来る試合運びが出来るようになった。

続く・・・。

※写真に意味はありません。

でもカッコイイでしょ！！

ここ最近暇をみて10～20年前のビデオを観ていた。決して海外や国内試合のビデオではない・・・。水沢オールブラックス時代のビデオだ！！15～16年前に県リーグ戦に初めて参戦した。まだチームとして県民Bブロックに初昇格したばかりの時期だと思う。その当時の岩手クラブラグビーシーンは‘‘宮古ヤングマン‘‘がリードしていた（絶頂期を考えると下降線だったと思う）。やがて全安藤、岩手建商の時代がくる。

何を思ってRUGBY不毛の地から、そんな大胆なチャレンジを試みたのか？！思い出すとヒゲ監督と一緒に県協会の会議に出席し大胆にも協会SN氏に県リーグ参戦を直談判した経緯がある。『水沢のなんの実績もないチームが！？』と思われたかもしれない。しかし雑草集団の俺達でもこれだけやれる！！と練習量に裏付けされた‘‘自信‘‘が秘かにあった。体格的には小粒だったが、何よりも他チームより断然若かった。若いだけではなくチーム練習もかなりハードにやっていた。各個々の自主練習量が多かったのも間違いない。メンバーの大半が寝ても覚めてもRUGBY三昧だった。

練習後、試合後に夜の街での交流？？も盛ん過ぎて朝帰りは日常茶飯事だった（M．Yazawaさんよく行ったよね～）

当時は県民大会と県南リーグしか試合する機会がなく、メンバー全員が試合に飢えていた。もっと高いレベルを求めての県リーグ参戦は当然の流れだった。

岩手建商や黒工OBと試合する前夜は眠れないほど高ぶるものがあった。

振り返ると‘‘チャレンジ‘‘と‘‘挫折‘‘の繰返しだったように思える。　　　　

続く・・・。